【害虫対策】木酢液をつくってみる

木酢液とは

木酢液(もくさくえき)は、木材を炭化させる際に発生する蒸気を冷却して得られる液体で、農業での害虫対策や土壌改良に使われることが多いです。市販の木酢液もありますが、手作りする場合にはいくつかの手順を踏む必要があります。木酢液は簡単には作れないため、以下の方法は参考として読んでください。

手作り木酢液の作り方(炭焼き窯が必要です)

  1. 材料を用意する
    • 炭化できる木材(広葉樹などが最適です)
    • 炭焼き窯(または簡易的な燻製機)
  2. 木材の準備
    適度な大きさにカットした木材を準備します。乾燥した広葉樹が適していますが、十分に乾燥させたものを使用しましょう。
  3. 木材を加熱する
    炭焼き窯に木材を入れ、木材が炭化し始めるまで加熱します。このときに発生する蒸気には木酢液の成分が含まれています。
  4. 蒸気を冷却する
    発生した蒸気を管を通して冷却装置に送り、冷やして液体にします。この液体が「原液」になります。
  5. ろ過と分離
    原液を放置して不純物を沈殿させ、上澄みだけを取り出します。これをさらにろ過することで、純度の高い木酢液が得られます。
  6. 熟成
    得られた木酢液は、数か月間熟成させることで不純物が沈殿し、より安全で効果的な液体になります。

注意点

  • 安全に作業するため、換気の良い場所で行い、火気には十分注意してください。
  • 木酢液は 皮膚に刺激があるため、手袋やマスクを着用して作業しましょう。
  • 作成は手間と設備がかかるため、市販品の木酢液を購入するのも手軽な方法です。

使用方法の一例

  • 希釈して使います。害虫対策には100〜200倍程度に薄めて散布するとよいでしょう。

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